お金をかけて1回の旅行を豪華に思いっきり楽しむか、1回あたりの費用をなるべく抑えて何度も旅行を楽しむか、悩みどころですよね!
金銭的な余裕があれば、お金をかけて豪華に何度も、なんてこともできますが、子育て中の身でそれはちょっと難しい。となれば、費用を抑えて何度も行きたいと思ってしまう、高井優希です。
コロナ禍ということで、なかなか旅行に行くのも難しい時期なのですが、できる限りの対策をしたうえでGoToトラベルに乗っかって、氷見の旅に行ってきました。
ざっくりもくじ
氷見の旅ルート
今回の氷見の旅は以下のようなルートで。
1日目 | 2日目 |
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小布施P.A. 有磯海S.A. 氷見漁港 道の駅 氷見 氷見 すしのや 氷見 きときと寿し 氷見本店 スーパーホテル高岡駅南 |
高岡大仏 高岡市 藤子F不二雄ふるさとギャラリー 氷見漁港 道の駅 あらい |
今回の旅の目的は、氷見漁港にある魚市場食堂で氷見浜丼と漁師汁を堪能すること。そして氷見うどんも堪能したい!
こどもたちも刺身が好きなのと、息子は何よりもうどんが好きなので、家族みんなが食べたいものを食べられる。なんて良い旅なんでしょう!(笑)
なかなか思い通りにいかない旅でもありましたが、訪れた場所を紹介したいと思います。
氷見漁港(1日目)
自宅を出発し、高速道路をとばして氷見漁港へ直行。昼食に、ここの魚市場食堂で氷見浜丼と漁師汁を堪能する…はずだったのですが、到着したのは13時過ぎで、既に受付が終了した後でした。
営業時間は6:30~15:00ですが、お昼過ぎには当日分の受付が終わってしまうようです。そこまで人気があるとは、誤算でした。
道の駅 氷見
とりあえずお腹が空いたので、お昼を求めてすぐ近くにある道の駅 氷見へ。
道の駅 氷見は「氷見漁港場外市場 氷見番屋街」という名称になっていて、鮮魚や物販のお店・フードコートが並ぶエリアと、回転寿しのエリアに分かれていました。
物販などは、よくある「お土産屋さん」という感じでしたが、1店舗あたりのスペースが非常に狭く、品揃えは少な目。フードコートは名前の通り食事ができる場所なのですが、お店が改装中だったため、食事として食べられるようなものはありませんでした。
隣の回転寿しに入ってみたものの、30組待ちくらいの混雑ぶり。かなり待たないと順番が回ってきそうにないので、別の店に移動すべく、早々に道の駅を後にしました。
魚市場食堂に入れなかった人たちが、こちらへ流れてきているのかもしれませんね。
氷見 すしのや
GoogleMap上での評価が高かったこともあって、道の駅から車で10分ほど離れた場所にある「すしのや」という寿司屋に行ってみました。
お昼時を少し過ぎた時間のためか、駐車場は空いている感じでしたが、店内に入ってみると2組ほど待ちのお客さんが。席は空いているのに、なぜか案内されず。
しばらくしてその2組が呼ばれ、次は自分たちが呼ばれる番。目の前のカウンター席が6人分空き、店員さんに呼ばれたので立ち上がろうとした瞬間、大将から「まだ!」と強めの声。再び待つことに。
そこからさらに、席が次々空いていくのに呼ばれず、後から続々お客さんが入ってきて、待合室は満員御礼。ソーシャルディスタンスどころか、密状態。
待っている間、ただただ大将の怒号が飛び交い、なんだかトップダウンなイメージのお店だな~と思っていたところ、30分ほど待ったところでようやく呼ばれて席につくことができました。
とにかくお腹が空いていたので、いくつか注文しておいて、とりあえず回っている寿司を取って食べましたが、どれも乾燥して干からび始めのものばかり。注文しても、覇気のない返事があるだけで、全く来ない。その間も、相変わらず大将の怒号が飛び交う店内。上だ並だとドタバタしてる。
結局、30分ほど待っても注文したものが何ひとつ来ないし、回っている寿司はどれも乾燥しているし、店員を呼んで注文したものが来ないことを伝えても「大将に言ってくれ」という感じなので、諦めて別の店に移動しました。
入るタイミングが悪かったのかもしれませんが、旅は一期一会。大将の声にビクビクしている店員も相まって、我々にとっては非常に残念なお店でした。
きときと寿し 氷見本店
気を取り直して、車で数分先のチェーン店へ。
こちらも混んでいて20分ほど待ちましたが、新鮮な寿司がたくさん回っていましたし、注文すればすぐに手渡しで出してくれるので、お腹いっぱい美味しくいただけました。
チェーン店なので特筆すべきことはありませんが、寿司ネタがどれも大きくてイイですね。お会計もそれなりに大きくなりますが(笑)
スーパーホテル高岡駅南
格安で家族旅行をするなら、やっぱりオススメしたいのはスーパーホテル。
泊まれればいい、と割り切れることが重要ですが、小さいながらも部屋に浴室・トイレがありますし、天然温泉の浴場もありますし、バイキング形式の朝食までついてきて、今回はなんと、家族4人で10,000円弱!
GoToトラベルが適用されているため、通常よりかなり安く宿泊できました。しかも、2,000円分のGoToチケットつき。実質8,000円弱ですね。
スーパーホテルはビジネスホテルのような位置付けになると思いますが、一部の部屋は部屋間の扉を開放することでつなげることができるので、2人部屋+2人部屋をつなげることで家族4人が同室のように泊まれるのが魅力です。
また、コロナの影響で中止していた朝食バイキングも再開されたので、好きなものを好きなだけ、お腹いっぱい食べられるのも魅力のひとつです。
宿泊料金は、チェックイン時に支払機で支払うので、チェックアウト時は受付を通らずにそのまま出てしまうシステムも非常に楽でイイです。
アメニティも揃っていますし、就寝時用に寝間着も借りられるので、手ぶらで宿泊もOK!
高岡大仏
スーパーホテルから駅を越えて車で5分。大通りから中に入ったところにあります。
車で行く場合、入る道の入り口がわかりにくいので、ストリートビューを用意してみました。
一方通行になっていて狭い道です。この道をゆっくり進んでいくと、右手側、ちょうど大仏様の背中側に10台ほどの駐車場、その先の左手側に5台ほどの駐車場があります。
大仏様の正面には大仏前公園があり、ここから参道がのびています。
参道を歩いていくと気付くと思いますが、常に大仏様の視線の先に自分がいるような感じがします。どこにいても目が合うような感覚。不思議です。
大仏様の台座は回廊になっていて、絵画が展示されています。最奥から入れる部屋には、1900年に焼失したとされる木造大仏の頭部があり、その迫力もかなりのもの。
回廊の中はずっと線香が焚かれているので、外から入る光がとても幻想的です。
高岡大仏(大佛寺)は、奈良の大仏(東大寺)、鎌倉大仏(高徳院)と並ぶ日本三大仏のひとつと言われているそうです。
高岡市 藤子F不二雄ふるさとギャラリー
高岡古城公園の北東、高岡工芸高等学校の隣にある高岡市美術館内にあります。青井記念館美術館と併設されていて、駐車場は、美術館とふるさとギャラリーの間に入口がある地下駐車場と、ふるさとギャラリーの裏手に舗装された駐車場(150台くらい)と、その奥に舗装されていない大き目の駐車場(同じく150台くらい)があります。
藤子F不二雄のギャラリーは建物の2階にあります。建物中央部の大きならせん状の階段を上り、2階の受付で入館料を支払って入場します。紙・電子ともにGoToクーポンが使えますよ。
ギャラリーの入口は巨大などこでもドアになっていて、いかにも藤子F不二雄の世界に入るぞ、という感じがします。
ギャラリーの中は…ご紹介したいところですが、ぜひご自身の目でご確認ください!
ギャラリーを抜けると、関連グッズが買える小さなショップがあり、ここでしか買えないカプセルトイもありました。カプセルトイは1回400円。こどもたちはポコニャンが、自分はパーマンが出ました。
ギャラリーの規模はそこまで大きくないですが、大人も楽しめるのがイイですね!
氷見漁港(2日目)
12時少し前に到着した時点で、店の外には50~60組ほどの行列。建物の中の列も合わせたら、おそらく100組くらいは待っていたでしょうか。
到着してすぐ、建物内にある受付名簿に記名しましたが、1枚13組記入できる名簿は26枚目。12時を待たず、我々のすぐ後ろの人たちで受付が締め切られました。
受付終了の看板を見て帰っていく人たちだけでも、おそらく100組以上は見たでしょうか。驚く人、怒る人、悲しむ人、諦めず店内に確認しに行く人、様々いましたが、それだけ人気があるお店なんですね。
ようやく店内に入れたのは、15時過ぎ。3時間以上待ちましたが、念願の昼食、念願の氷見浜丼と漁師汁です。
これでもか!というくらい刺身が盛り付けられた氷見浜丼は、はんさ盛りという、いわゆる大盛りの丼。「はんさ」というのは氷見の方言だそうです。丼ものを注文すると、漁師汁もついてくるのですが、人数分をまとめて土鍋に入れてくれます。
この漁師汁がまた美味しくて、刺身好きの私が刺身をこどもたちに譲ってまで、漁師汁にがっついていました(笑)
ちなみに、うどん好きの息子は氷見うどんを注文。
細めのツルッとしたうどんで、こちらも結構な量でした。
お昼近くなると行列がすごいので、なるべく早い時間に行った方がいいかもしれません。朝は6時30分から開いているので、朝食を食べに行くのもいいですね!
ちなみに、魚市場食堂では紙のGoToクーポンのみ使えます。
道の駅 あらい
帰りは上越経由にしたので、道の駅あらいに寄りました。上越の旅では、ここにあるスーパーホテルを良く利用していますので、通い慣れた道の駅です。
道の駅あらいでは、日本海鮮魚センターで海産物を買って帰るのが定番になっているので、今回もたくさん買って帰りました。
お土産屋さんもたくさんありますし、食事ができるお店も複数ありますし、コンビニもあればホテルもある。大げさに言えば、何でも揃ってしまう道の駅ですね!
しかも、今年7月には国道18号を挟んだ向かい側にも新たなスペースができ、そちらでは農産物直売所やレストラン、芝生広場が広がっていますので、食事ができる公園、とも言えそうです。
さいごに
コロナ禍ということもあり、極力人との距離を取りながら、なるべく密にならないように、できる限りの対策をしながらの旅行となりました。
旅行中のほとんどはマイカーでの移動だったので、人との接触は最低限にできたのではないかと思います。ですが、それでもリスクが全くない訳でもないので、普段の旅行よりも神経をすり減らしたのは間違いないです。
こんな時期に、わざわざ神経をすり減らしてまで旅行をして楽しいのか!と思われる方もいるでしょう。でも、こどもたちが楽しかったのならそれでいいですし、少しでも経済を回すための歯車となれたなら、それはそれでいいんじゃないかな、と。
本当は、もっとたくさんの場所を巡りたかったのですが、それはもっと世の中が正常化してきてから、ということで。
コロナ禍でも、クルマで移動することで、ある程度は感染対策になると思います。マイカーをお持ちでなくてもレンタカーで、格安氷見の旅はいかがですか?