『小屋を建てる』
第三日目
まずは買い出しから
雨だったり台風だったり稲刈りだったりで、前回の作業から半月ほど経ってしまいましたが、本日ようやく屋根を乗せました。
まずは屋根用の材料の買い出しから。
今回は片流れ屋根にするので、梁の上に束を立てるため、その束の固定用L型金具を10枚(+残っている2枚)。母屋用の杉の胴縁を6枚。垂木用に杉材(40角)を6本。屋根は波型ポリカを使うので、太陽光カットタイプの8尺を8枚。そして波型ポリカ用の固定ビスを1箱100本入り。ついでに、壁用の波型ポリカを透明の7尺9枚、内壁用サブロク板10枚。お店のトラックを借りて運びました。
作業開始
まずは束からスタート。予定よりも屋根の傾斜を緩やかにしました。束は余った75角の柱材を使い、片流れ屋根の一番高くなる部分の束を5本、300mmで切り出し。そして片流れの中間地点用に2本、150mmで切り出しました。
切り出した束用の角材にL型金具をつけ、3.8φ28mmのコーススレッドで梁の上に固定していきます。
続いて、母屋(以降、横材)と垂木(以降、縦材)の固定。住宅などでは通常、横材の上に縦材が乗っかるつくりになると思いますが、屋根が波型ポリカなので、先に縦材(40角の杉材)をビス止めし、その上に横材(杉の胴縁)を乗せました。固定は3.8φ40mmのコーススレッド。
縦材は4000mmで、一番高い部分を250mm外に出し、軒下は約1000mmとし、600mm間隔で並べています。
横材は400mmカットの3600mmとし、奥の軒の出を200mm外に出し、手前ドア側の軒の出は約1000mmとし、約680mm間隔で並べています。
あとはこの上に波型ポリカを乗せて専用ビスで固定していくのですが、お店に施工時の注意が書かれていて、ビスの間隔は5山おき、縦に重ねる場合は25mm以上、横に重ねる場合は2山半以上、とありました。雨漏れしないためにも、この基準は守ったほうが良さそうです。
もちろん、基準どおりに施工していきました。波型ポリカを専用ビスで固定する場合は、先にキリなどでポリカに穴を開けておくと、かなり楽になります。
横に重ねた部分、1山分多い箇所があるけど、細かいことはキニシナイ(笑)
縦方向は、本当は7尺でよかったのに8尺で買ってきてしまったものですから、600mm以上重なってしまいました。足りないよりはマシ、ということで。
いろいろ計算違いがあり…
ということで、今日は屋根がかかった訳ですが、作業が終わった頃にはあたりが真っ暗になっていて、最後の方はかすかに届いてくる街頭を頼りに、ほぼ手探りでビス止めしていました。
そして、波型ポリカを重ねて施工する、ということをすっかり忘れていたことと、計算を間違えて材料を買ってしまったため、屋根用のポリカが足りず、最後の方は壁用に買った透明のポリカで施工する羽目に。あとで天井に板材を貼る予定なので、それ自体は問題ないのですが、今度は壁用が足りなくなるので、結局また買い出しには行かないと。
本来は壁まで施工してしまう予定でしたが、思いのほか屋根の施工に手間取ってしまったので、壁はまた後日。とりあえず屋根が付いたので、多少の雨は凌げるようになったかな。
ド素人による小屋づくり。来週は脱穀の予定、再来週は会社のイベントに駆り出されるので、この続きはだいぶ先になりそうです。
初稿:2018年10月4日
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