手作り

どんど焼きで食べよう!まゆ玉づくり

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その昔、まゆ玉でガンダムを作ったことがある、高井優希です。

両親の実家が共に農家だったこともあり、物心がつく前から、まゆ玉には触れていました。家の裏から柳の枝を切ってきて、作ったまゆ玉を枝に刺して、どんど焼きでそれを焼いて食べる。学生の間は当たり前の行事でしたが、社会人になってからは地元から離れていたこともあって、ここ20年くらいは疎遠でした。

子どもが小学生になったこともあり、再び地域のどんど焼きに参加するようになった一昨年から、今度は自宅で作るようになったのです。

まゆ玉って何?

まゆ玉(繭玉)というのは、米粉をこねて作っただんごです。

繭の形にまるめただんごを桑などの木にたくさん刺し、小正月に座敷や神棚などに飾っていたもの。もともとはちぎっただんごや餅を枝に刺していたらしいのですが、養蚕が盛んになった頃から、繭の形になったという話もあるようです。

今では、柳の枝に、いろんな形、色とりどりのまゆ玉をつけて五穀豊穣を願うことが多いです。

父親の実家では白・青・赤・黄・緑の5色で作っていたので、冒頭のようにガンダムが作れたのです。出来は酷いものでしたが(笑)


ちなみに、まゆ玉を英語にすると、New Year's decoration with cocoon-shaped cakes.というらしい。ひらがなでたった4文字の日本語が、英語で表現しようとするとこんなに長くなってしまうことにびっくりですね!直訳すると「新年に飾るまゆの形のケーキ」かな。

海外には、だんごとしての「まゆ玉」が存在しないので、こういった説明調になるんでしょうね。でも、だんごという表現を使うなら、cocoon-shaped rice dumpling.でもいい?

まゆ玉をそのまま訳すとCocoon ballという言い方もできそうだけど、これだと本当の「繭の玉」になっちゃいますね。

あ…ちなみに自分は英語が苦手。ボロが出そうなのでこの辺にしておきます(笑)

まゆ玉の作り方

米粉があれば作れますが、一般的には砂糖を入れて作ります。串だんごに使われるだんごのようなもの、と思ってもらっていいかも。

どの家庭もカラフルなまゆ玉を作ることが多いです。色を付ける場合、着色料を使うと濃く鮮やかになりますが、着色料を使いたくない方は、他の方法で色を付けることもできます。詳しくは以下で。

材料

米粉100gあたりの分量です。米粉200gの場合はそれぞれ2倍に、250gの場合はそれぞれ2.5倍にしてください。

  • 米粉 100g
  • お湯 80cc
  • 砂糖 10g

色をつける場合(着色料でも可)

  • 緑色:ほうれん草、抹茶など
  • 赤色:ラズベリー、梅漬けの汁など
  • 黄色:ウコン、クチナシの実、カレー粉など
  • 茶色:粉末ココア、コーヒーなど
  • 紫色:ブルーベリー、紫キャベツの煮汁(千切りして冷凍後に煮出す)など
  • 青色:紫キャベツの煮汁+重曹など
  • 市販のチューペット(薄めですが色がつきます)
  • 市販のジャム(同上)

チューペットを使う場合は、砂糖を使わず、米粉100gにつき1本を入れます。チューペットはメーカーによって内容量が違いますが、1本70ccの場合はお湯を10cc、1本60ccの場合はお湯を20ccほど追加すればOK。チューペットを温めておくとGood。

ジャムを使う場合は、砂糖を使わず、米粉100gあたり5~10gくらい入れます。好みで加減しましょう。

作り方

米粉と砂糖を一緒にして、よく混ぜながらお湯(またはチューペット+お湯)を少しずつ足していきます。

まゆ玉づくり:米粉100gずつに分割 まゆ玉づくり:チューペットを入れながらこねる

お湯(またはチューペット+お湯)を入れ終わったら、手でよくこねます。耳たぶくらいの柔らかさが目安です。チューペットを使わない場合は、さらに色の素(またはジャム等)を追加し、色が均等になるようにさらに良くこねます。

まゆ玉づくり:蒸す前にしっかりこねる

粉っぽさがなくなったら、ひとかたまり50g相当になるように分割します。米粉100gの場合は2分割。蒸気が上がっている蒸し器に入れ、濡れふきんをかぶせてからフタをし、20~30分蒸します。

まゆ玉づくり:蒸し器には濡れた布巾をかける まゆ玉づくり:蒸かし上がった直後

蒸しあがったら、どんぶり等の容器に入れて、1分ほど手でよくこねます。非常に熱いので、すりこぎ等を使ってこねてもOK。こね終わったら、熱いうちにだんご状に丸めたり、好きな形に成形します。まゆの形にしたり、五穀豊穣を願うために滴形や野菜などの形なども。

成形できたものから柳などの枝に刺していけば完成です。あとは座敷や神棚などに飾っておき、どんど焼きで焼いて食べましょう。

まゆ玉づくり:成形したまゆ玉を柳の枝へ まゆ玉づくり:多種多様な色と形

ちなみに、成形するときに、くるみ油を手につけておくと良いです。くるみを手ぬぐいに入れて、てるてる坊主のようにゴムで止め、くるみを砕いて手で揉むと油が出てきます。この油を手につけて成形すると、手にくっつかなくて楽ですし、ツヤが出ます。

また、成形を先に行ってから蒸かす、というご家庭もあるようです。こちらの方が成形が楽なのと、出来上がった後のツヤがとてもいいです。お好みの手順でどうぞ。

市販のまゆ玉もありますが…

スーパーなどに行くと、柳の枝と一緒にまゆ玉が売られていることがあります。両方買って、家で枝に刺すだけ、なんてこともできそうです。お手軽でいいですね。

ただ、スーパーでよく見かける市販のまゆ玉はとても柔らかくて、どちらかというと「すあま」に近いというか…だんごとはちょっと違ったもののように感じます。枝に刺してぶら下げておいたら、落ちてしまいそう。

串だんごに使われているだんごような硬さのものがあれば、たぶん大丈夫だと思われます。

でも、手作りするのはとても楽しいので、可能なら手作りをおすすめします。子どもと一緒に手作りすれば思い出にもなりますし、いい経験です。

どんど焼きでまゆ玉を焼く

柳などの枝にさしたまゆ玉は、どんど焼きに持って行って焼いて食べましょう。どんど焼きの火にあたったり、この火で焼いたまゆ玉を食べることで、一年間の無病息災を祈ります。

地域によってこの火祭り行事の呼び名が違い、おなじ長野県でも「三九郎」だったり「かあがり」だったりするようですが、「どんど焼き」もしくは「とんど」と呼ぶ地域が多いようです。ウィキペディアでは「左義長(さぎちょう)」となっていますね。

いずれの地域でも形式はほぼ同じで、骨組みを青竹で作ってだるまや書初め、門松、藁などを積み上げてやぐら状にし、それを焼き、その火や灰でまゆ玉や餅などを焼いて食べます。サツマイモやミカンを焼いて食べる方もいますね。

どんど焼きの様子 どんど焼きの火でまゆ玉などを焼く

焼いたまゆ玉は灰だらけになってしまうことが多いですが、誰もが軽く手で払うだけで、そのまま気にせず食べてしまいます。灰が気になる方は、手間はかかりますが、まゆ玉を枝にさす前にひとつひとつアルミホイルで包んでしまいましょう。

どんど焼きについては、以下の記事でも紹介しています。

アイキャッチ[たき火]
無病息災を祈願する昔ながらの地域の祭り"どんど焼き"

どんど焼きという行事をご存知でしょうか。 地域によっては、三九郎(さんくろう)、かあがり、おんべ焼き、あわんとり、とんど焼き、どんどん焼き、どんと焼きなど、様々な呼び名があります。 何となくですが、田舎の行事というイメージが強いでしょうか。 ...

毎年の恒例行事ですが

我が家では毎年、実家の自治会で行われるどんど焼きに参加しています。

本来は自宅のある地域で参加するべきだとは思いますが、自宅のある地域は複数の自治会が合同で行っていて、役員が小中学生の親から選出されている関係か、開催時間が早朝だったり、参加には条件や制限が課せられるため敬遠しています。

一方、実家の自治会では、未成年の子どもがいる家庭が少ないこともあってか、年配者が自治会の役員となって様々な行事を行ってくれるため、役員以外の各家庭は特に条件や制限もなく自由参加・自由解散。時間も午後からで、子どもも、その親も、気楽に参加できるというもの。

つまり、実家のある自治会の活動は、年配者が役員となり若者や子育て家庭を引っ張っていく、という姿。本来、自治会はこうあるべきだと思います。

とは言え、田舎では高齢化が深刻で、このような行事もいつまで自治会単位で行えるのか、心配です。いつか自分も子育てが終わったら、このような自治会行事を引き継いでいけたら、と思うばかり。

初稿:2019年1月14日

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