リンゴには食物繊維が豊富に含まれていて、整腸作用もあります。また、ポリフェノールによる抗酸化作用、クエン酸やリンゴ酸による疲労回復効果など、体にいい効果がたくさん!
1日にリンゴ1個で医者いらず、なんていう英語のことわざもありますね。
さて、そんなリンゴですが、果物アレルギーで食べられない方もいます。私の妻もその一人で、バラ科の果物はほとんど生食できず、ウリ科も一部(メロンなど)はダメなようです。大人になり、花粉症が発症してから始まったアレルギーだそうで、生食できないことをとても残念がっています。
火を通せば大丈夫とのことですが、果物は火を通してしまえば味も食感も変わってしまうので、そこまでして食べたいとは思わないんだとか。
でも、特にリンゴは毎年いろんな方からたくさんいただくので、なんとか生の食感や味を残しつつ、火を通して食べられる状態にできないかと悩みました。
悩んだ挙句、手間をかけず簡単に美味しく食べられる方法がありましたので、ご紹介します。
火を通しても美味しく食べる方法
とても簡単です。
まず、リンゴ1個を薄く、3~4mmくらいの薄さにスライスします。球体のままスライスしてもいいですし、芯を取って三日月状にスライスしてもいいです。
薄くスライスしたリンゴを、大きな皿に並べます。少しくらいなら重なっても大丈夫ですが、できるだけ重ならないように。
皿を覆えるだけの大きさのラップを乗せます。このとき、ラップはふわっと乗せるだけで、絶対に皿に密着させないでください。場合によっては破裂する原因になります。
あとは電子レンジに入れて、600Wで5~6分温めます。ブクブク泡が出るくらいで大丈夫。
温めた後は、電子レンジから出して冷ませば完成。冷蔵庫で冷やして食べるとなおGood!

食感も残り甘みも増します
この調理法だと、シャリシャリとした食感もある程度残り、甘みも増します。焼きリンゴなどに比べれば、かなり生に近い食感と味が残るのではないでしょうか。
もともとは離乳食を作るときに知った調理法でした。乳幼児期は食事で感化されてアレルギーになることもあるので、できるだけ火を通してアレルギーの可能性を減らすのです。その結果、リンゴが柔らかくなりますし酸味も薄れるので、子どもが嫌がらずに食べてくれますよ。
アレルギーがあって生のリンゴは食べられないけど、火を通せば食べられる、という方、この方法を一度試してみませんか?もちろん、普通にリンゴを生食できる方にもおすすめです!