カラオケ

時間を忘れてカラオケ会 2026.03.28

前回「時間を忘れてカラオケ会」から約7ヶ月…2年半ほど前に退職してしまった人(U氏)との定期時間を忘れてカラオケ会が、諸事情で4ヶ月遅れ+1人欠員での開催となりました。当記事は、自分がいつどんな曲を歌ったかを履歴として残しておくためなので、...
モノクローム・ハイウェイ

モノクローム・ハイウェイ[第6話]

受け継がれたもの岬の先端にある、小さな円形の駐車場。二台の車は、断崖を望む特等席へ並んで停まった。最新型の私の車が奏でる、静かなエンジンの音。そして隣からは、父の車が震えるような吐息を漏らしながら、排気音を響かせている。私たちはどちらからと...
モノクローム・ハイウェイ

モノクローム・ハイウェイ[第5話]

並走する時間「……ああ、行こう。親父」私は自分の車に戻り、バケットシートに深く腰を下ろした。スタートボタンを押すと、最新型のエンジンが静かに目覚める。計器類が鮮やかな光を放ち、システムチェックの針が躍る。デジタルなこの空間は、外のモノクロー...
モノクローム・ハイウェイ

モノクローム・ハイウェイ[第4話]

幻の背中心臓の音が、やけにうるさく感じる。私は、一歩を踏み出すのを躊躇った。もし近づいて、その姿が蜃気楼のように消えてしまったら。あるいは、振り向いた顔が私の知らない誰かだったら。そんな恐怖が、足を重く縛り付けていた。けれど、潮風に乗って届...
モノクローム・ハイウェイ

モノクローム・ハイウェイ[第3話]

銀色の再会エンジンを止めると、世界は完全な静寂に支配された。カチッ、カチッ……という、熱を持ったマフラーが冷えていく金属音だけが、モノクロの空気の中に溶けていく。私は、吸い寄せられるように車を降りた。潮風が頬を撫でる。だが、その風には色がな...
モノクローム・ハイウェイ

モノクローム・ハイウェイ[第2話]

記憶の座標アクセルを踏むたびに、最新のエンジンがわずかな唸りを上げる。いつもなら耳障りなロードノイズさえ、この色彩を失った世界では、自分がまだ「現実」と繋がっていることを証明する唯一の命綱のように思えた。ふと、センタークラスターの大型液晶に...
モノクローム・ハイウェイ

モノクローム・ハイウェイ[第1話]

色彩を置き去りにして仕事帰りの国道、渋滞のテールランプが赤い河のように連なっている。ふと、握っているステアリングに目を落とした。最新型のこの車は、静かで、賢くて、目的地まで私を正確に運んでくれる。けれど、いつからだろう。ハンドルを握る指先に...
限界マネージャーの観測日記

限界マネージャーの観測日記[最終話]

【二千日の残響】雲一つない空と、空白の椅子その日は皮肉なほどに晴れ渡っていた。 私の心も、この空のように澄み切っている……はずだった。正式に私の部下になってから、今日でちょうど2,000日。 一人の人間を育て、守り、時には盾となって戦ってき...
短編

彼は、いつも点いている

彼は、いつも「点いている」人だった。朝は誰よりも早くオフィスに明かりを灯し、夜は誰よりも遅く、最後のスイッチを切って帰る。困っている同僚がいれば迷わず声をかけ、厄介なトラブルが起きれば、波風を立てぬよう静かに引き受ける。端正な顔立ちに、定規...
限界マネージャーの観測日記

限界マネージャーの観測日記[第23話]

【ゲーム・オーバー】「やり切った」という名の終焉失踪から三日。 現場責任者の元にかかってきた彼からの電話。その内容は、私たちの想像力の限界を遥かに超えるものだった。「朝、車に乗るところまでは良かったんです。でも、行く気になれなくて……。あの...