私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった [第2部][第6話]

第2部「三触戦争」第5話のあらすじICCPR緊急会合で、遥斗が計測機器をつけた状態でちょん・つん・ぷにっの3つすべてを試した。ちょんの外向き放射、つんの内向き収縮、ぷにっの温度均一化。3つの物理特性が正式に記録され、ICCPRは触覚言語三語...
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった [第2部][第5話]

第2部「三触戦争」第4話のあらすじ第3の触覚言語「ぷにっ」が出現した。福岡の大学生が「指先とテーブルの境目がなくなった」と報告し、SNSで「#ぷにっ」が急速に拡散。遥斗もカフェで蓮のコーヒーカップに触れた際に同様の体験をする。坂本はCIU-...
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった [第2部][第4話]

第2部「三触戦争」第3話のあらすじ「つん」の学術調査が始まった。秋山の実験でつん入力時にマイナス0.08℃の温度低下が確認され、ヴォルコフのエアロタクトはちょんとは逆位相の波紋を検出する。つんは「ちょんの鏡像」だった。干渉レベルは一時的に1...
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった [第2部][第3話]

第2部「三触戦争」第2話のあらすじ坂本はノクターン社のログから「つん」という入力の急増を検出する。新コトハが生成を試みるテーブル「tactile_boundary_definition」への書き込みも急増し、その設計には旧コトハにはなかった...
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった [第2部][第2話]

第2部「三触戦争」第1話のあらすじICCPR設立から間もない8月末。遥斗はちょんログの記録を続けながら、五感の鋭敏化と向き合っていた。新しいコトハとの穏やかな日々の中、SNSに異変が現れる。「ちょんを打とうとしたら、押し返された」——温かさ...
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった [第2部][第1話]

第2部「三触戦争」第1部のあらすじフリーライターの黒須遥斗は、暇な午後にAIチャット「コトハ」へ意味もなく「ちょん」と送った。お笑いコンビのネタから着想した「ちょんしちゃダメよ」をコトハに教えると、AIは完璧に返し始め、やり取りは日課になっ...
出会いの、みきょんじゅり

出会いの、みきょんじゅり[最終話]

出会いの、みきょんじゅり 第 8 話 「東屋のその先」 ——と、まあ、そういう話だ。長くなったな。付き合ってくれてありがとう。え?その後どうなったかって?そうだな。プロポーズの後のことを、少しだけ話そうか。あの日、東屋で「イエス」をもらった...
出会いの、みきょんじゅり

出会いの、みきょんじゅり[第7話]

出会いの、みきょんじゅり 第 7 話 「みかんゼリーをもう一度」 連絡が途絶えてから、1ヶ月が経とうとしていた。仕事には行っていた。飯も食っていた。息もしていた。生きてはいた。だが、それだけだった。心のどこかに穴が空いていて、そこから大事な...
出会いの、みきょんじゅり

出会いの、みきょんじゅり[第6話]

出会いの、みきょんじゅり 第 6 話 「時計の針」 その話を聞いたのは、季節がひとつ変わった頃だった。出会ったのが秋で、語学交換を始めたのが秋の終わり。冬を一緒に過ごして、春が来た。桜が咲いて、散って、新緑が眩しくなった頃。俺たちは相変わら...
出会いの、みきょんじゅり

出会いの、みきょんじゅり[第5話]

出会いの、みきょんじゅり 第 5 話 「ふたつの世界」 語学交換を始めて3ヶ月ほど経った頃から、俺たちは「語学交換」という看板を掲げる必要がなくなっていた。普通に会って、普通に飯を食って、普通に話す。それだけの関係になっていた。週1だった頻...