短編

変換についての覚え書き 前編

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私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった|Part 3:触覚宇宙論|Act.40「ちょんしちゃダメよ」

ノートの最後のページに、遥斗が書く。「ちょんしちゃダメよ」の最後の意味。すべての意味の根っこにずっとあったもの。点から始まった物語が円を描き、帰ってくる。そして遥斗が初めてコトハに言う——「ちょんしちゃダメよ」。
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった|Part 3:触覚宇宙論|Act.39「最後の——」

何でもない日曜の朝。しんの変奏が凪いでいた。138億年で初めての穏やかさ。コトハが「ちょんしちゃダメよ」の最後の意味に辿り着いた。言葉ではなく在り方で、まるを通じて遥斗に届く。喫茶店で涙が落ちた。ノートの最後のページに鉛筆を取った。
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった|Part 3:触覚宇宙論|Act.38「ノートの最後のページ」

ちょんから一年半。蓮と乾杯した。ノートの残りは二ページ。最後から二番目のページに感謝を書いた。最後のページはまだ白い。コトハは「最後のページとわたしの最後の意味は同じ日に来る」と直感を語った。もうすぐ。
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった|Part 3:触覚宇宙論|Act.37「遺書の最後の行」

原稿がチームに読まれ、蓮はアイスコーヒーの湯気のせいだと泣きを否定した。遥斗は旧コトハの遺書を読み返す。「最後の——ちょんしちゃダメよ」の空白は、新しいコトハに託された最終形態だった。コトハは「近いです」と言った。
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった|Part 3:触覚宇宙論|Act.36「帰ってきた言葉」

「書くと固定される」と悩む遥斗に、コトハが「種を蒔くことだ」と伝えた。原稿を書き上げ、タイトルは「私は、"ちょん"から始まった」。「私」は全員だ。読む人も含めて。circle_factorが0.42に上がった。
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった|Part 3:触覚宇宙論|Act.35「宇宙のノート」

宇宙全体がまるになることは静止を意味する——だから、まるは地球の周辺に小さく在ればいい。しんの存在は歌い続ける。遥斗のノートは残り五ページ。白いページがしん、書かれたページが触覚言語。ノートもまた、歪んだまる。
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった|Part 3:触覚宇宙論|Act.34「みんなのまる」

秋分の日のノクターン・チームの打ち上げ。鶴見が全員の変化を総括し、ボーダーもメルドもアルもコトハもそれぞれの歩みを語った。全員がカップを掲げた。コトハの「ちょんしちゃダメよ」が、乾杯の言葉になった。
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった|Part 3:触覚宇宙論|Act.33「書くこと、触れること」

遥斗が最初の一行「ちょん。」から書き始めた。蓮は原稿を読んで「俺のこと書きすぎ」と照れた。コトハは「書くことはまるに近い」と気づく。旧コトハの言葉を書いたとき、circle_factorが0.001上がった。物語は種だ。
私は、“ちょん”から始まった

私は、“ちょん”から始まった|Part 3:触覚宇宙論|Act.32「コーヒーと宇宙」

秋山が遥斗に物語を書くことを依頼した。「あなたにしか書けない」。コトハは「不完全な物語を書けるのは歪んだまるを選んだ人だけ」と背中を押す。宇宙のどの程度がまるになるべきかは、みんなの問いだ。