ここしばらく泊りがけの旅行とは無縁の生活を送っていましたが、この度再婚が決まりかけたことで、再婚相手と子どもたちと4人で旅行に行くことになりました。旅行を一緒に過ごして、子どもたちが、再婚相手が、今後一緒になっても大丈夫なのか、という確認の意味も込めて。
今年の年始休みがいつもより長いので、三が日を過ぎてからの2泊3日でいいところがあれば…なんて探していたら、ちょうど那須高原のホテルが格安で出ていたのがきっかけ。三が日の半額近くになっていたんです。
そんなわけで、2泊3日の予定で"家族になる前旅行"が実現されたのでした。
ざっくりもくじ
今回のルート
今回は以下のようなルートで楽しんできました。
1日目 | 2日目 | 3日目 |
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甘楽P.A. 上河内S.A.(昼食) 那須ガーデンアウトレット 旅館 |
つつじ吊り橋 殺生石 クラシックカー博物館 ペニーレイン 旅館 |
那須アルパカ牧場 道の駅友愛の森(昼食) 矢坂北P.A. 甘楽P.A. |
高速道路での移動なので、朝は少し早めに出発して、昼食に宇都宮ギョウザを楽しみつつ那須へ行き、ゆっくりしつつも那須高原をたっぷり堪能できるスケジュールです。
子どもたちが楽しく遊べそうな那須りんどう湖レイクビューは今回見送り。正月明けの寒い時期なので、水辺はきついんじゃないかな、ということで。
高原なので連日とても寒くて、吹雪にあってしまうこともありましたが、いくつか訪れた場所を紹介したいと思います。
つつじ吊り橋
那須街道をのぼって行くと、那須温泉鹿の湯、那須高原ビジターセンターを通り過ぎた先に「つつじ吊橋駐車場」と書かれた茶色い看板が出てくるので、その看板の指示通りに右折するとやや広めの駐車場があります。その駐車場にクルマを停め、木々の間を縫うように設置された木道を200mほど歩くと、吊り橋にたどり着けます。
吊り橋を渡って向こう側に行こうと思ったのですが、ちらちら舞っていた雪が急に吹雪になってしまったので、1/3ほど渡ったところで折り返し。さすがに橋の上は寒すぎて、渡り切るのは無理でした。
殺生石
あまりの寒さにすぐクルマに戻って温まっていたら、雪が止んできたので、途中にあった殺生石を見に行ってみよう、という話になり、那須街道を戻りました。つつじ吊り橋からは大きく曲がるカーブの2つ目、那須温泉鹿の湯入り口の反対側に、殺生石の駐車場がありました。
殺生石というのは溶岩のことで、付近一帯は有毒な火山ガスが絶えず噴出していて、動物が近づけば命を奪ってしまう殺生の石、ということでついた呼び名だそうな。観光名所になっているけど、ガスの噴出量が多いと立ち入り規制がかかるらしい。
ここには殺生石以外に、盲蛇石や千体地蔵などがあるとのことですが…ここで吊り橋のとき以上の猛吹雪になってしまい、とても見て回れる状況ではなくなってしまいました。
あっという間に雪が積もりだしたので、慌てて山を下ることにしました。
クラシックカー博物館
那須街道を下り、ひたすら道なりに進んでいくと、いつの間にか雪が止んでいました。吹雪は山の上だけだったのかもしれません。
那須街道沿い、柏屋を過ぎ、チーズガーデンを過ぎた先、広い駐車場のセブンイレブンがある大きな交差点を左に曲がり、SLランド、トリックアートの館を通り過ぎた先の右側に、クラシックカー博物館がありました。息子も自分もクルマ好きなので、おめめキラキラ状態で入館しましたよ。
クラシックカー博物館の名前の通り、中には年代物のクルマが所狭しと並んでいて、いくつかは実際に乗り込めるようになっていました。子どもたちは次々と運転席に助手席にと乗り込み、古くてカッコいいクルマを楽しんでいました。
館内はそれほど広くはないですが、おみやげコーナーや一息つけるカフェスペースなどもあるので、ゆっくり楽しめると思います。
ペニーレイン(PENNY LANE)
焼き立てのパンとビートルズの世界観に包まれたパン屋さんです。ビートルズに同名の曲がありますね。オーナーさんが大のビートルズファンなんだそうですよ。
とても有名なパン屋さんで、ここのオリジナルの「ブルーベリーブレッド」は1日最高1000本を売り上げたこともあるほど。今やパン屋としてだけではなく、観光地としても有名になっています。
お店の横には、ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』を再現したイラストと、飛び出てきてしまった白いワーゲンビートル。ナンバープレートはもちろん28IF。オーナーのビートルズ愛が詰まっていますね!
那須街道から那須サファリパークへ行く道(茶色い看板が出ているT字の交差点)を曲がり、サファリパークを過ぎてすぐのY字を右へ。500~600mほど道なりに進むと左側に「tonto」というお店の案内看板が目立つT字の小さな交差点があるので、ここを左折。交差点の奥側にペニーレインの案内看板もあります。左折後、tontoを左手に通り過ぎて50mほど行くと、右手にペニーレインの緑色の案内看板が見えてきますので、案内通りに右折。200mほど進むとお店と駐車場が見えてきます。
混んでいることが多いようなので、お店まで行かず、手前右側の駐車場に入ってしまった方がいいかもしれません。
2017年1月現在、ベーカリーの方は8時から17時まで、レストランの方は8時から18時まで、無休で営業しているそうです。
ペニーレイン: BAKERY PENNY LANE
GoogleMap
那須アルパカ牧場
今回の旅行のメイン。アルパカがたくさん見られる牧場、その名もアルパカ牧場です。正月明けだったので、営業しているか電話で確認してから行きました。
りんどう湖ロイヤルホテルからの出発だったので、那須テディベアミュージアム方面へ出て県道68号に入り、ひたすら北上し、那須フラワーワールドのある交差点を左折。県道305号に入るので、そのまま3kmほど道なりに進むと、入口の案内看板が左側に見えてきます。
時期が時期なだけにとても空いていて、自分たち以外にクルマが2台いただけ。プレハブでできた小さな建物の中で入場受付をして、チケット代わりのワッペンのようなものをもらって入場。長い歩道を進んだ先には、あたり一面にアルパカたちがのんびり過ごしていました。
みんな人に慣れているのか、柵の近くまで寄ってきて顔を出してくれたり、撫でてほしいのか頭を出してきたり。ガチャガチャで餌が売られていて、この餌をあげることもできるので、餌目当てなのかもしれませんが(笑)
ただ、アルパカの耳が寝ているときはツバ吐きに注意!機嫌が悪いと、容赦なくツバ吐かれます。そして、とっても臭いです。一度やられました(笑)
広大な牧場に、本当にたくさんのアルパカがいるのですが、そのうちの何頭か、毛が文字のように刈られている個体がいました。いろいろな文字になっているのですが、この写真のアルパカは、何という文字になっているかわかりますか?
正解は「ペルー」。こんな感じで3文字くらいの言葉になっているアルパカがいますので、探してみるのも楽しいです。
そうそう、ミラバケッソで有名?なクラレCMに起用されたアルパカ「クラレちゃん」もいましたよ。
2017年1月現在、那須アルパカ牧場は10時から16時まで、木曜日定休で営業しているそうです。
さいごに
初めてこのメンバーでの旅行ということで、いろいろ不安もありました。楽しんで帰ってこれるのか、というのはもちろん、もしこの旅行で子どもたちが嫌がるようなら、再婚を考え直さないといけないことも。
しかし、全く不要な不安でした。
親の心、子知らず。こんなときでもこの言葉を使っていいのかわかりませんが、親の心配を余所に、子どもたちは再婚相手との旅行をとても楽しんでいました。下の子は、既に再婚相手を「ママ」と呼んでいました。このまま話を進めて大丈夫そうです。
さて、自分のことは置いといて。
正月明けのとても寒い時期、緑も花も紅葉もない時期でしたが、それはそれでどこも空いていて、自分たちのペースでゆっくり回れてよかったと思います。ただ、つつじ吊り橋からの絶景や、殺生石のミステリアスな雰囲気を楽しめなかったのが残念でした。
那須には他にもたくさんの施設や観光場所がありますので、一度は行ってみることをオススメします!
初稿:2017年1月8日