ミルクの調乳やおむつ替えなど、大変だったけど楽しかったな〜、と思い出にふける、高井優希です。
義妹のところで、もうじき赤ちゃんが生まれるとのことで、まだ残してあった様々なベビーグッズを持って行ってもらいました。
ひとつひとつ確認していると、それらを使っていた頃を思い出します。例えばベビーカーに乗せてお散歩したり、ベビーシートに寝かせて出掛けたり、ベビーベッドでは毎日苦労して寝かしつけたり。
そんな中でひとつ思い出したことがあります。
粉ミルクの調乳の仕方なのですが、知り合いに教えたら、ものすごく楽になった!と感謝されたこと。ちょっとした工夫ですが、本当に楽になると思いますので、ご紹介します。
ざっくりもくじ
粉ミルクの調乳といえば
粉ミルクを調乳する場合、どのようにしていますか?
例えば100mlのミルクを作る場合、粉ミルクを哺乳瓶に入れて、熱湯を少し注いで溶き、100mlのラインまで熱湯を注いだあと冷水などで適温(手の甲に出してみて熱くない程度)くらいまで冷まして飲ませる方が多いかもしれません。
ですが、熱湯を適温まで冷ますのは時間がかかりますし、お腹が空いて泣いている子どもを待たせておくのはなかなか辛いですよね。
調乳をもっと楽にしましょう
そこで、もう1本哺乳瓶、できれば一番大きな240mlのガラスの哺乳瓶を用意して、そこにはあらかじめ熱湯だけを入れておきましょう。それをポットや粉ミルク缶と一緒に置いておいて、常温くらいに冷ましておくのです。
参考までに、我が家で使用していたのはピジョンの耐熱ガラス製240ml哺乳瓶です。
粉ミルクを調乳する際、出来上がり量のだいたい1/4〜1/3の熱湯を哺乳瓶に入れて粉ミルクをよく溶き、残りの3/4〜2/3は、この冷ましておいたお湯を足すのです。
100mlを例にすると、
- 哺乳瓶に100ml分の粉ミルクを入れる
- 哺乳瓶に25〜35mlの熱湯を入れ、哺乳瓶を振って粉ミルクをよく溶く
- 哺乳瓶に、冷ましておいた別の哺乳瓶のお湯を、100mlのラインまで入れる
以上です。夏場と冬場で常温の温度が変わってくるので、熱湯と冷ましたお湯の量を若干調整する必要がありますが、こうすることで、すぐに飲ませられる適温のミルクができあがります。調乳後、冷ます必要がなくなるので、とても楽になりますよ。
使ったあとは熱湯を継ぎ足し
冷ましたお湯を使ったあとは、また哺乳瓶いっぱいまで熱湯を追加しておけば、次に調乳する頃にはまた常温くらいまで冷めてくれます。
外出する場合も、この冷ましたお湯を持っていけば、その場ですぐにミルクが作れるので便利ですよ!長時間の外出なら、冷ましたお湯用の哺乳瓶を2〜3本用意しておいてもいいですね。
冷ましたお湯用の哺乳瓶は、使わない乳首をつけて哺乳瓶用のキャップを被せておけば、衛生面も問題なし。
注意点として、水道水でも、調乳で使えるミネラルウォーターでも、必ず一度沸騰させてから冷ましたものを使うようにしてください。また、冷ます用のお湯は継ぎ足し続けて大丈夫なのですが、1日以上全く使わず放置しておいたものは使わない方がいいかもしれません。
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ミネラルウォーターでの調乳はここに注意!
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冷ます用のお湯を入れる哺乳瓶は、基本的には熱湯を継ぎ足していくので消毒しなくても良さそうですが、心配なら1〜2週間に1回くらい熱湯消毒かミルトンなどで消毒しておくといいかもしれません。
我が家では、1ヶ月ごとに使う哺乳瓶を交換していました。あまり消毒やら細菌やらを気にしすぎても、ただただ疲弊してしまうだけ。多少は大雑把でも大丈夫だと思いますよ。甥っ子姪っ子も含めてこれまで6人、みんなこの方法でミルクをあげてきています。
さいごに
出掛けるときに限っていえば、今は液体ミルクもあるのでだいぶ楽になったと思いますが、家にいるときまで液体ミルクを使うのは、非常にコストがかかりますよね。
なので、完全母乳でなければ、粉ミルクを使う機会があると思います。上記のような工夫をすることで、少なくともミルクを適温にする部分は楽になると思いますので、良かったら試してみてください。