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四方山話

雨ニモアテズ

面白い記事がYahooにありました。宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」を、現代っ子に当てはめて書き直したパロディ作品「雨ニモアテズ」。

読んでみて、あぁ、確かにその通りかもしれない、と思った。ここに引用してみます。

雨ニモアテズ 風ニモアテズ
雪ニモ 夏ノ暑サニモアテズ
ブヨブヨノ体ニ タクサン着コミ
意欲モナク 体力モナク
イツモブツブツ 不満ヲイッテイル

毎日塾ニ追ワレ テレビニ吸イツイテ 遊バズ
朝カラ アクビヲシ  集会ガアレバ 貧血ヲオコシ
アラユルコトヲ 自分ノタメダケ考エテカエリミズ
作業ハグズグズ 注意散漫スグニアキ ソシテスグ忘レ
リッパナ家ノ 自分ノ部屋ニトジコモッテイテ

東ニ病人アレバ 医者ガ悪イトイイ
西ニ疲レタ母アレバ 養老院ニ行ケトイイ
南ニ死ニソウナ人アレバ 寿命ダトイイ
北ニケンカヤ訴訟(裁判)ガアレバ ナガメテカカワラズ

日照リノトキハ 冷房ヲツケ
ミンナニ 勉強勉強トイワレ
叱ラレモセズ コワイモノモシラズ
コンナ現代ッ子ニ ダレガシタ

「コンナ現代ッ子ニ ダレガシタ」と締めくくっていますが・・・そんな子供にしたのは、今の社会であり、今の大人たちなのであります。子供たちがそうなったのではなく、そう育てた親や周りの人、環境、社会に原因があります。

だって、子供がそうなりたくて育ってきたわけではないですし。

世間の大人たちの悪い部分が、ツケとなって子供たちに降り注いでいるんでしょうなぁ。子が子なら、親も親、ということです。そして、明日は我が身。

初稿:2007年7月13日

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