※当サイトでは広告を掲載しています

四方山話

石川清貫堂の御薬品々入

いったいいつの時代のものだろう。

自分が物心がついた頃から、ずっと我が家で毛糸入れになっていた赤い引き出し式の箱があるんだけど、改めてこの箱を見てみると、ものすごく年代物のような気がする。

石川清貫堂の御薬品々入(天面) 石川清貫堂の御薬品々入(左側面)

箱自体はとても厚い厚紙のようなものに赤い紙を貼り付けているような作りで、天板部には

御薬品々入
富山県滑川市
商標 ○にセ
営業者 石川清貫堂

と毛筆っぽい字で書いてある。

石川清貫堂の御薬品々入(右側面)

ネットで検索してみても、この石川清貫堂というのは全くヒットしない。清貫堂だけで検索してみても、清貫堂製菓部という名前は出てくるが、薬とは無縁っぽい。

たぶん、今で言う配置薬(置き薬)を入れる箱だったんだと思われるけど、これを使っていた当時は富山からはるばる薬売りが来ていたのだろうか。「富山の薬売り」と言えば有名だもんね。

石川清貫堂の御薬品々入(中)

今までは毛糸入れになっていて、今は子どものおもちゃ入れになっている、この箱。かなり頑丈なので、まだまだ当分は使えそうです。

初稿:2018年9月23日

-四方山話
-

© 2024 たかたかゆーき