日本は長寿の国だと言われ、平均寿命の長い国としては193カ国中1位だそうです。でもこれは平均であって「長生きしている人」という枠で見てみると、海外にも長寿の方は当然たくさんいらっしゃいます。
そんな中、ギネスブックに認定されていたという世界一長寿な女性が亡くなられてしまった、とのニュースが発表されていました。
ざっくりもくじ
ギネスブックは常に存命中の長寿者が認定
ギネスブックに世界記録として認定されている長寿者は「存命中に世界最高齢だった人」であり、この女性で44人目になります。歴代認定者の中には日本人の名前が4人いますが、全体的にはアメリカ人が多いようです。
過去に長寿認定された方の中には、なんと122歳という方までいて、今のところ世界最高齢記録の保持者だそうです。日本人の最高齢は116歳の女性でした。長寿記録を見ると全体的に女性が多く、男性での世界最高齢はアメリカの方で115歳となっていました。(2006年12月現在)
その後、日本人の最高齢保持者が更新され、117歳の女性。男性の最高齢保持者は日本人の116歳になっていました。(2018年10月現在)
女性の子孫がとても多い
亡くなられた女性はエリザベス・ボールデンさんという方で、年齢は116歳。アメリカのテネシー州に住んでおられたとのことです。
この方には子供が7人いて、うち89歳と86歳の2名がご存命。2006年8月の時点では、孫が40人、曾孫(ひまご)が75人、玄孫(やしゃご)が150人、来孫(らいそん)が220人、昆孫(こんそん)が75人いらっしゃるとのこと。玄孫までは聞いたことがありますが、来孫や昆孫という言い方は初めて知りました。
無駄な計算を始めてみました
さて、ここでまた無駄な計算を始めるワタクシが来ましたよ(笑)
116歳のこの女性が18歳のときに結婚したそうなので、20歳で第一子を産んだとする。以後、みんな20歳で子を授かったとして計算すると、本人116歳、子96歳、孫76歳、曾孫56歳、玄孫36歳、来孫16歳、昆孫0歳。うーん、これじゃ足りない。
じゃあ、18歳で第一子を産んだことにすると・・・本人116歳、子98歳、孫80歳、曾孫62歳、玄孫44歳、来孫26歳、昆孫8歳。なんとなくそれっぽい数字になった。
ということは、大雑把に見れば、この一族はほぼ18~20歳くらいで結婚してお子さんを授かっていると考えていいのかも。
無駄な計算はさらに続く
じゃあ、ひと家族当たり何人のお子さんがいるんだろう。
孫が40人なので、子1人あたり5.7人。曾孫が75人だから、孫1人あたり1.9人。玄孫が150人だから、曾孫1人あたり2人。来孫が220人だから、玄孫1人あたり1.4人。昆孫が75人だから、来孫1人あたり・・・あ、来孫はまだ成人じゃない人もいるかもしれないですね。
これだけ人数がいると、世代の逆転現象?もありそうな予感。例えば、来孫より年上の昆孫とか。もしかしたら、来孫と昆孫がおなじクラスで授業を受けていた、なんてこともあり得るかもしれない。ことによると、付き合ってる相手は昆孫同士でした!なんてことにもなるかもしれない?!
これだけの家族(身内)に囲まれ、苦労もたくさんあったと思いますが、幸せもたくさんあったことと思います。世界一長寿だったエリザベスさんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
初稿:2006年12月12日