四方山話

往復はがき、返信方法をご存知ですか?

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アイキャッチ[往復はがき]

往復はがきでご案内を出すことがあります。返信してくださる方はだいたい6割ほどですが、返信されてきたはがきをみて、いつも驚くことがあります。

それは、往信側のはがきを切り取らずに返信してくる方が、かなりいらっしゃること。

返信側を表にして折りなおして送ってくる方だけでなく、返信側を表にしてわざわざのり付けしてくる方、返信側を表にしてホチキス止めしてくる方、返信側を表にしてセロハンテープで止めてくる方など。

往復はがきの中央で切り取って、返信側だけを送ってくる方は、だいたい5割くらい。

往復はがきの返信方法、もしかして一般常識じゃないのかな?

周囲の人に聞いてみた

そこで、知人友人20名ほどに聞いてみました。往復はがきを返信するとき、どうやって返信する?と。

40代以上の方6名は全員「真ん中で切り取って返信側だけを出す」と即答。

30代の方5名「真ん中で切り取って返信側だけ出す」と即答するも、1人だけ「え、わからない。」と。

20代の方9名は全員「わからない」という回答。返信側を表にして折り直す?と逆に質問されました。

あくまで私の周辺だけかもしれませんが、30代あたりを境に、往復はがきの返信方法について意見が分かれました。

そもそも返信方法ってどこで知った?

返信方法って一般常識じゃないのかな、と思ったけど、ちょっと待って。そもそもこの常識、どこで知った?

返信方法を知っている方全員、首を傾げました。口を揃えて「考えてみたら、教えてもらったという記憶はない」と。

私もそう。誰かから教えてもらった訳ではない。

思い出してみると、親が結婚式の招待状を往復はがきでもらっていて、返信するときに半分に切っていたのを見ていた記憶はある。確か小学生くらいのころ。

それに、招待状だったら往信側に日時や会場などの内容が書かれているから、それを手元に残しておかないと、あとで確認できない。だから往信側は手元に残しておくものだと思ってる。

でも、もし結婚式の連絡が往復はがきじゃなくて、メールだったら。LINEだったら。今の時代、人生の中で往復はがきに出会うことすら、ほとんど無いのかもしれない。

一般常識と言うけれど、教えてもらわないものも多い

一般常識って何でしょう。みんなが知っていて当たり前のこと?だとしたら、既に「往復はがきの返信方法」は知らない人も多いわけだから、一般常識ではなくなっている、とも言えるかも。

社会人なら知っていて当然のことだと言うなら、どこかで教えてもらう機会がなければ、「自分がそのことを知らない、という事実を知らないでいる」わけで。今回で言えば「往復はがきの返信方法を自分が知らないでいる、という事実を自分は知らない」「むしろ往復はがきの返信方法なんてあるんだ?」ということ。

この件に限らず、「最近の若いものは一般常識を知らなすぎる」という言葉を聞くことが良くありますが、誰も教えてくれない、知る機会すらない、という状況の中で、「一般常識くらい身に着けろ」というのは、ちょっと酷なんじゃないかな、と思います。

まあ、今回の往復はがきの件に関して言えば「ちょっと考えればわかる」「今はネットで簡単に調べられる」という方もいるでしょうし、確かにその通りですが。

逆に、今はスマホですぐ調べ物ができるので、興味のあることは疑問に思ったりすぐに調べたりしますが、なぜか興味のないことは疑問を持たなかったり調べようとしない方もいますね。

間違いを指摘したときなど、疑問に思わない?って聞いても「そういうもんだと思った」「それじゃダメなんですか」「自分は別に疑問に思わない」という感じ。

・・・ちょっと脱線してしまいました。本線に戻ります

常識とは、上に立つもののご都合主義かも

別に、知らなかったら教えればいいんですよ。誰だって最初から全てを知っているわけではないですし。

例えば社会の常識。社会の常識は、社会に出なければ身につかないものも多いのに、新卒で会社に入って「社会の常識すら知らないのか!」なんて罵られれば、そりゃ嫌にもなりますって。

自分から進んで行動しろ、と言いつつ、勝手な行動をするな、と怒られる。

分からないことは聞け、と言いつつ、そんなことも分からないのか、と怒られる。

自分たちが教える立場にいるのに、それをやらずに下のものを貶すから、会社に必要な人材が育たないんです。

人を育てると言うことは、自分も一緒に育っていくこと。あなたの下に初めて新人Aがついたとき、そこで初めてあなたも上司になるのです。つまり上司としては新人です。別の新人Bが下についたら、「新人Bの上司」としてはあなたも新人なんです。

つまり言いたいことは

分からないことは聞けばいい。聞かれたことは素直に教えればいい。

でも、同じことを何度も何度も聞いてくるようなら、同じ失敗を何度も何度も繰り返すなら、そこで初めて厳重注意なり叱るなりすればいい。でも、ただ怒るだけ、というのはダメ。

そこで話を戻しますと、今回の往復はがきについては、こうすればいいのではないでしょうか。

往復はがきの表と裏の中央(折り目の部分)に、切り取り線を引く。そして小さな字で「中央で切り取ってご返信ください」と書く。これなら、往復はがきを知らない人でも「あ、真ん中で切り取って返信するんだな」とわかるでしょう。

たとえ世間で常識だと言われようと、そのことを知らない人を想定するのは、実はとても大事なことなんじゃないかな。

初稿:2019年2月27日

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