子どもの自由研究を誘導してあげるのも親の役目だと思っている、高井優希です。
夏休みの定番、自由研究に、今年も親子ともども苦戦しております。何が一番大変かって、題目を決めることですよね。題目さえ決まってしまえば、あとは調査したり実験したり、行動を起こすのみ。
さんざん悩みましたが、身近にあるもの、ということで、消えるボールペン(フリクションボールペン)で書いたものが、こする以外に消えることがあるのか、を調べてみることにしました。
消えるボールペンの、消える条件
なぜボールペンで書いた文字などが消えるのか。大人なら理解できますが、子どもにはまだまだ難しい内容になりますね。
そこで、いくつか条件を決めて、実際に消えるかどうか実験してみることにしました。
条件は以下の通り。
- 消えるボールペンの消しゴムでこする
- 鉛筆用の消しゴムでこする
- 冷蔵庫の中に入れておく
- 電子レンジで温める
- 白い車のボンネットの上に置く
- 黒い車のボンネットの上に置く
- 車の中に入れる
- 日なたに置いておく
- 日かげに置いておく
- アスファルトの上に置く
- コンクリートの上に置く
- 土の上に置く
- 冷たい水を入れたマグカップの側面に当てる
- 熱いお湯を入れたマグカップの側面に当てる
- ドライヤーの冷風を当てる
- ドライヤーの温風を当てる
あまりたくさんの条件を用意しても、まとめるのが大変になってしまうので、とりあえず16パターン。
どの条件が消えたのかをまとめる
さて、用意した16パターンの条件を実際に試してみます。試した日は、外気温35℃、風3mほど、薄曇りで日差しがあまり強くない、15時頃。
結果としては、
- 普通に消える
- やや薄くなるが消えない
- 変化なし
- 600Wで30秒以上温めると消えるようだ
- やや薄くなるが消えない
- 一瞬で消えた
- ゆっくり消えた
- 変化なし
- 変化なし
- やや薄くなるが消えない
- 変化なし
- 変化なし
- 変化なし
- 60℃以上のお湯で一瞬で消えた
- 変化なし
- 割と早く消えた
となりました。
いくつかの項目は、外気温や日差し、風の有無などで結果が変わってくると思いますが、だいたい消える条件は一緒です。
この結果をもとに、自由研究として子どもが自分の力でまとめます。
さいごに
ということで、夏休みの自由研究として、消えるボールペンの消える条件を調べてみました。結果がわかっているとは言え、自分も一緒に楽しめましたので、親子で進めるにはいい題目かもしれません。
どんな研究にするかお悩みの方は、身近にあるものを研究材料にしてみてはいかがでしょうか。同じように消えるボールペンを研究して、もし、我々が実験した結果と違う結果が出たとすれば、それはそれで面白いかもしれません。