灯-AkarI-

短編

灯のつく日

秋が、静かに深まるころのことだった。古い商店街の外れに、いつの間にか小さな店ができていた。木の引き戸に、白い文字でこう書いてある。―― 灯(あかり)灯のつく日店の前を通るたび、私は気になっていた。店の名前らしき文字以外、看板も、宣伝もない。...